ピアノならではの多彩な音色で個性を表現。
自分の音で演奏できるようになれば、表現力は自在に広がっていく。
器楽コースピアノ専門では、学生全員に毎週60分の個人レッスンを行っています。一人の先生が4年間を通して指導することを基本としていますので、学生一人ひとりの個性に合わせた課題の設定が可能になり、学習の進度をより確実なものにします。教える側が生徒それぞれの成長のリズムを把握できることは、音楽を学ぶ環境として理想的です。
1年次に集中講義で展開される科目「アンサンブル」では、主に連弾曲を扱います。一台の楽器をふたりで演奏するという、他の楽器にはない特殊な演奏形態であるピアノ連弾は、相手の呼吸を身近に感じることができるという点で、アンサンブルの基礎を学ぶのに最も適していると考えているからです。2年次後期の「アンサンブル」はベートーヴェン、シューベルト、ブラームス、ラヴェルらの優れたピアノ二重奏のための作品を用いて、アンサンブルへの理解を深め、能力をさらに伸ばすことを目的としています。
ピアノ奏者にとって重要な分野にもかかわらず、縁の下の力持ち的に考えられがちなのが伴奏です。ピアノ伴奏者はソリストでもあるパートナーに表現の「道を指し示し」、「目的の場所につれていく」という役割が与えられていることを理解し、実践できるようになることを目的とします。この授業では主に声楽曲を通して伴奏を学びますが、詩の解釈と理解に基づいた演奏技法と表現を追求していきます。
器楽を専門とする学生を対象として3名以上で組織されたグループによって行います。ピアノ・管・弦楽器各専門の学生が様々な組み合わせでユニットを組むことで、専門以外の楽器への理解とアンサンブルの方法を学んでいきます。
各学年の前期と後期の終わりに期末試験が行われます。また、学内演奏会や単位認定演奏会等コンサート形式による演奏会を行います。これは聴衆の前で演奏する経験を積む狙いも兼ねて、一般の人にも公開されています。さらに4年間の学びの総決算という意味で卒業演奏を行います。学生本人の希望と個性に合わせて演奏曲目が決定されます。