上野学園の講堂として1974年に誕生した旧石橋メモリアルホールを現在改築しております。バルコニー席を設け、座席数は508席。舞台周りの天井、壁の形状(シューボックスを基調とした室形)を踏襲し、定評のあった旧ホールの響きを再現します。防振のためホール全体を浮床構造とし、録音にも対応できる音楽空間を実現。オーケストラ演奏への対応として、舞台の奥行・幅を拡張。楽屋を舞台階と同じフロアーにも設ける等のスペースを確保しています。旧ホールに設置されていたクライス社のオルガンを再び設置。進化したホールとして生まれ変わります。2010年5月開館予定です。
| 客席 | 客席=508席(1階席=430席(車椅子スペース2を含む) 2階席=78席) |
|---|---|
| 舞台 | 奥行き=11.5m、間口=10.3m~16.6m パイプオルガン(クライス社) |
| 併設ホール | エオリアンホール(長方形平土間、客席84席) |
| 音響設計 | 株式会社永田音響設計 |
| 設計 | 監修:株式会社プラットフォーム 設計管理:清水建設株式会社一級建築士事務所 ホール設計管理:株式会社現代建築研究所 |
| 施工 | 清水建設株式会社 |
石橋メモリアルホールは1974年に誕生しました。その当時、都内の室内楽、リサイタル用ホールとしては東京文化会館の小ホールしかありませんでした。都心の、しかも、36ストップのオルガンを正面に設置したこのホールは、その豊かでしかもクリアーな響きで話題になったホールでした。
新しいホールは、その跡に計画中のビル地上3階分のスペースに生まれ変わることとなります。石橋メモリアルホールは私が音響設計事務所として手がけた最初のコンサートホールでしたが、幸いにも、この度の新ホールの音響設計も引き続いて担当することとなりました。
新ホールの計画に当たっては、演奏家、音楽ファンにとって評価の高いこの石橋メモリアルホールの響きを再現する事を目標とし、さらに使い勝手の上から指摘されているいくつかの問題点を改善することを意図して設計を進めております。